瞳イキイキだより

コンタクトレンズによる角膜障害の話

2018年5月16日   瞳イキイキだより  


1、スマイルマークパターン角膜障害
最も多い角膜障害です。ソフトコンタクトに見られます。上図のスマイル笑顔の口元と同じ形のキズが出ます。症状はゴロゴロといった異物感もしくは 症状がない場合もあります。浅い傷のため後遺症はありません。
原因:乾燥症、装用時間が長い場合
対策:装用時間を短くする。人工点眼をする

2、3-9時ステイニング角膜障害
ハードコンタクトで時計の3時と9時の部分に角膜のキズが出ます
原因:乾燥症、レンズの汚れ
対策:ハードレンズの大きさを小さくする



3、角膜上方弧状の障害(右下図)
軽度の異物感があります。
原因:シリコンなどの硬い素材のソフトレンズレンズにより出る場合がある。
対策:レンズの種類、素材を変更する

4、角膜浸潤・角膜潰瘍(左下図)
原因:レンズの長時間使い過ぎ、レンズの汚れ
対策:レンズを休止する。レンズの使い方、汚れ対策を見直す。



早期に発見し対策をしていきましょう